食の美味しさの制御機構研究プロジェクト

研究責任者

吉田 悠太研究者情報

豊田 淳研究者情報

内容

味覚は、食の喜びを享受し、健康的な食生活を維持する上で重要な化学感覚です。一方、現代は糖分や塩分を多く含む美味しい食品の摂り過ぎが糖尿病や血管疾患など様々な生活習慣病の原因となっています。すなわち、食嗜好の制御機構を明らかにすることで、健康的な食生活を維持し、健康寿命を延伸するための基礎的な知見が得られると考えられます。また動物の味覚受容機構の研究から、動物が感じる飼料の美味しさを明らかにする研究も進めています。このような背景から、食嗜好の制御機構に着目した研究プロジェクトを立ち上げます。

アウトリーチ

模擬授業 「味覚の科学」(水戸葵陵高校) 2024.07.04.

公開講座 「味覚の科学/血液の細胞を観察しよう!」(高校生対象) 2024.08.02.

  • マウスの飲水量を測定する装置2本のボトルの飲水量を比較することで、味の好みを測定することができます。

  • 味蕾の組織切片像味蕾は、舌に存在するタマネギ型の味覚受容器です。味蕾の健康を保つことは健康的な食生活の維持に役立つと考えています。

  • ニワトリの飲水量を測定している様子言葉を話さない動物はどのような味を感じているのでしょうか?美味しい飼料の開発に資するための研究を行っています。

  • 動物の味覚受容体の機能解析系の模式図食の美味しさを動物と分かち合うことを目指して、動物の味覚の客観的な定量技術の研究に取り組んでいます。