研究者詳細

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  • 教員氏名
    白岩 雅和(しらいわ まさかず)
    専攻
    食生命科学科
    学位
    博士(農学)
    経歴

    東北大学 大学院農学研究科 食糧化学専攻 博士課程修了

    茨城大学農学部 食生命科学科 助教授

    茨城大学学術研究院応用生物学野 教授

    (担当:農学部、農学研究科)

    専門分野
    食品生化学・食品機能学
    主な業績

    Soybean Saponin; Structures and Physiological Properties Especially Antiviral Activity on HIV in vitro, 筆頭著者, Proceedings of the International Conference on Soybean Processing and Utilization, 1991年3月

    UDP-glucuronic acid: Soyasapogenol glucuronosyltransferase involved in saponin biosynthesis in germinating soybean seeds, 責任著書, Planta, 2002年8月

    低不快味大豆育種を目的とした大豆サポニン生合成酵素に関する研究, 筆頭著者, 大豆蛋白質研究, 2004年7月

    Purification and characterization of three neutral extracellular isoperoxidases from rye leaves, 責任著書, Phytochemistry, 2007年3月

    その他

    日本農芸化学会、日本食品科学工学会 所属

    阿見町地域公共交通活性化協議会 副会長

    著書(分筆)「機能性糖質素材の開発と食品への応用」シーエムシー出版(2005)

    著書(分筆)「種子の科学とバイオテクノロジー」学会出版センター出版(2009)

    著書(分筆)「納豆の研究法」恒星社厚生閣(2010)

    研究キーワード
    食料・食品化学構造食品機能

植物性食品素材に含まれる機能成分の解析および人為的なコントールにより美味しくて生活習慣病予防に役立つ食品を開発する

  • 食品には「栄養機能」「感覚機能」「生体調節機能」という3つの機能があり、これらの機能のうちどれを最重要視するかは、人によって、また時と場合によって異なります。しかし、この3つの機能がすべて高い食品があれば理想的です。そこで本研究室では、栄養価が高く、将来の人口増加に伴う食糧難に対処できる重要な食料資源と言われている大豆と糖尿病緩和作用を有するイヌリンを多量に含むことで有名なキクイモに注目し、それらに含まれる生理活性成分の探索・同定とそれらの成分が示す生理活性の作用メカニズムの解明を行っています。また、コーヒーの美味しさに関わる成分の研究やサツマイモからの干し芋製造における残渣の有効利用に関する研究も行っています。さらにそれらの成分の組成や含量を人為的にコントロールし、美味しくて健康に良い食品を開発することにより、豊かな食生活や生活習慣病の予防に貢献することを目指しています。

  • 植物性素材(大豆、コーヒー豆、菊芋、さつま芋)に含まれる味に関与する成分や体に良い成分(抗がん、抗炎症、抗酸化成分など)を探索し、それらの成分を分離・精製し、様々な機器分析を用いてその化学構造を、培養細胞を用いて機能発現メカニズムを解明しています。さらに、それらの有効成分を人為的に増やした食品素材を用いて美味しくて健康に良い食品を製造することを目指しています。

  • 画像1その1

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