研究者詳細

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  • 教員氏名
    金澤 卓弥(かなざわ たくや)
    専攻
    食生命科学科
    学位
    農学博士
    経歴

    東京大学大学院農学系研究科 畜産獣医学専攻 博士課程修了

    茨城大学学術研究院応用生物学野 准教授

    (担当:農学部)

    専門分野
    畜産獣医学
    主な業績

    Journal of Veterinary Medical Science, Japanese Society of Veterinary Science, 80: 1416–1419, 2018.

    Journal of Histochemistry & Cytochemistry, The Histochemical Society, Inc., 50, 257-264,2002.

    Cellular Immunology, Academic Press, Inc., 156, 378-388, 1994.

    Journal of Cellular Physiology, Wiley-Liss, Inc., 153, 381-391, 1992.

    その他

    日本畜産学会所属

    日本畜産学会理事(2019―2021)

    乳腺・泌乳研究会代表(2014―現在)

    著書(分担)『動物学の百科事典』丸善出版(2018)

    研究キーワード
    動物動物ホルモン細胞成長因子

乳汁分泌の基盤となる乳腺構成細胞の増殖および分化の調節機構

  • 乳腺は哺乳類だけが持つ外分泌器官です。哺乳類の新生児は消化機能が未熟な状態で生まれますが、生後の一定期間は乳腺が分泌する乳汁のみに依存して生存ならびに成長します。乳汁には水分に加えて、タンパク質、脂質、糖質などの栄養素が含まれ、完全栄養食物としての役割を担いますが、それだけではなく、乳児の身体を構成する様々な種類の細胞に働きかける刺激因子類も含まれます。これらの多くは乳腺を構成する細胞自身が合成します。特に、乳腺上皮細胞は乳汁成分の合成と分泌機能を担い、一方、乳腺間質細胞はそれを支援する機能を担います。これらの細胞がどのような仕組みで機能を発現するのか多くの謎が秘められていますが、細胞培養法を用いて明らかにすることを目指しています。

  • マウス乳腺から未分化間質細胞を単離して脂肪細胞分化誘導因子を加えて培養し、固定後、オイルレッドO染色により細胞内中性脂肪を赤色に染色しています。細胞核はヘマトキシリンにより暗紫色に染色しました。一部の細胞が脂肪細胞に分化しています。

  • 画像1その1

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