立正大学 大学院 経済研究科 経済学専攻 博士後期課程 単位修得 満期退学
東京理科大学 理工学部 経営工学科 助手
茨城大学 農学部 緑環境システム学科 助手(大学院連合農学科 兼務)
茨城大学学術研究院応用生物学野 講師
(担当:農学部、大学院農学研究科)
飢餓と飽食の世界食料 共著 三星経済研究所(1997, 韓国語)
経済学は、化学実験のように何度も条件を変えて状態を観察して分析することが事実上不可能です。そこで観察したい経済事象を数値で表し、モデルを開発します。モデルを使って条件を変えて目的の経済事象を観察し分析、考察します。たとえば、米、小麦、とうもろこしの三大穀物を対象として世界全体を観察したいとします。まず32の国と地域に分けて各国、地域ごとに生産量、消費量、輸出量、輸入量そして価格などを使ってモデルを開発します。モデル開発後は様々に条件を変更しながらモデルを動かして穀物の需給状況がどのように変化をするかを観察し分析します。その結果、ある地域で食料が逼迫しそうな場合、どのようにすれば解決できるかを考えます。
各項目の関係を図示したモデルの概要図です。外生変数の値を決めてからモデルを動かすと、内生変数が計算されます。条件を変えたい項目を外生変数に、観察したい項目を内生変数にしたモデルを開発することになります。