研究者詳細

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  • 教員氏名
    内田 晋(うちだ すすむ)
    専攻
    地域総合農学科 地域共生コース
    学位
    博士(学術)
    経歴

    三菱マテリアル株式会社 いわき製作所 製造部 課長補佐

    筑波大学大学院 生命環境科学研究科 生命産業科学専攻 博士課程修了

    農業・食品産業技術総合研究機構 中央農業総合研究センター 特別研究員

    茨城大学学術研究院応用生物学野 准教授

    (担当:農学部、大学院農学研究科)

    (兼務:東京農工大学大学院連合農学研究科)

    専門分野
    環境経済学・環境影響評価
    主な業績

    2009年 著作賞, 環境市民による地域環境資源の保全-理論と実践-, 日本地域学会

    2010年 論文賞受賞, 日本環境共生学会

    2015年 論文賞, 筆頭著者, 日本LCA学会

    2019年 筆頭著者, Asia-Pacific Journal of Regional Science, 3(1), 155-175

    その他

    日本地域学会 理事(2017─現在)事務局次長(2020─現在)名誉会員推薦委員会副委員長(2021─現在)ほか

    日本環境共生学会 編集委員(2022─現在)

    日本農業経済学会 理事(2016─2017, 2022─2023)

    編著書「社会経済環境政策とその地域科学における評価」出版(2016)

    編著書「Theoretical and Empirical Analysis in Environmental Economics」出版(2019)

    研究キーワード
    持続可能な農業スマート農業農業経済

広い視野からライフサイクルで考える、農業と環境や経済の関係

  • 自然と共生するイメージの強い農業ですが、広い面積を占める産業である以上、地球環境にも大きな影響を与えています。そうした影響をわが国の農業全体がどれくらい与えているのか、また他の産業を活性化させる効果がどれくらいあるのかといったことを、「ライフサイクルアセスメント」や「産業連関分析」といった手法で調べています。特に、新しい技術や取組によってそれらがどう変わるかに着目をしています。そのためには、農業機械を製造する時や廃棄物を処理する時の温室効果ガスの排出量といった製品の生涯(ライフサイクル)全体を考えたり、プロセスが変わることによって他の産業も変化するといった間接的な影響も考えたりする必要があります。そのほか、気候変動によって雨の降り方が変わっていく中、農業に必要な水の供給が今後十分に確保されるのかどうかというテーマにも興味を持っています。

  • 瀬戸内海沿岸は日本の中でも降水量の少ない地域で、昔から渇水による被害をたびたび受けてきた、水管理という点で特筆すべき地域と言えます。香川県の水資源を語る上で欠かせないのがため池と香川用水です。ため池は江戸時代を中心に作られましたが、日本最大のため池と言われる満濃池(写真)は8世紀に作られ、その後決壊して12世紀に使われなくなり、中に集落ができたりしていましたが、17世紀の復旧工事により復活しました。

  • 画像1その1

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