研究者詳細

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  • 教員氏名
    中島 雅己(なかじま まさみ)
    専攻
    地域総合農学科 応用植物科学コース
    学位
    博士(農学)
    経歴

    東京大学 大学院農学系研究科 農業生物学専攻 博士課程修了

    理化学研究所 奨励研究員

    生物系特定産業技術研究推進機構 派遣研究員

    茨城大学学術研究院応用生物学野 教授

    (担当:農学部、大学院農学研究科)

    (兼務:東京農工大学大学院連合農学研究科)

    専門分野
    植物病理学
    主な業績

    2002年 日本植物病理学会学術奨励賞

    Bacillus属細菌を用いた植物病害のバイオコントロールに関する研究, 筆頭著者, 茨城県病害虫研究会, 茨城県病害虫研究会会報, 2022年03月

    L-メチオニンによるミズナ萎凋病の抑制効果, 責任著者, 日本植物病理学会, 日本植物病理学会報, 2019年05月

    Suppression of bacterial wilt of tomato by soil amendment with mushroom compost containing Bacillus amyloliquefaciens IUMC7, 責任著者, The Phytopathological Society of Japan, JOURNAL OF GENERAL PLANT PATHOLOGY, 2017年01月

    その他

    日本植物病理学会所属

    茨城県病害虫研究会所属

    関東東山病害虫研究会所属

    公益財団法人報農会シンポジウム実行委員(2014─現在)

    茨城県病害虫研究会委員(2015─現在)

    研究キーワード
    病原菌微生物持続可能な農業

環境にやさしい植物病害防除技術の開発

  • 農薬の開発と利用は農作業の省力化や農作物の生産性の向上に大きな役割を果たしていますが、農薬の使用増加に伴って生じる環境や生態系への影響、食の安全といった問題から、農薬への依存度を軽減する努力が求められています。このようなことから現在、私たちの研究室では生態系との調和を保った持続的な防除技術の開発を目的として以下の研究テーマに取り組んでいます。①植物病原菌の病原性発現機構に関する研究:病原性発現機構を病原菌と植物の両側面から解析し、得られた知見を新たな防除技術の開発に利用することを目指しています。②植物病害のバイオコントロールに関する研究:環境中から分離された微生物を利用した持続可能な防除技術の確立を目指しています。③植物の誘導抵抗性を利用した病害防除に関する研究:植物自身がもつ生体防御機構の活性化を導くプライミング効果を利用した環境負荷の少ない安全な防除技術の開発を目標としています。

  • 土壌中から分離されたBacillus属細菌の病原菌類に対する生育抑制効果 左:ネギ黒腐菌核病菌 右:Bacillus属細菌

  • 画像1その1
  • Bacillus属細菌によるトマト青枯病の抑制効果 青枯病菌の汚染土壌にBacillus属細菌を添加した処理区(左)では青枯病の発病が抑制されます。

  • 画像2その1

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