東北大学大学院農学研究科 博士課程修了
茨城大学学術研究院応用生物学野 准教授
(担当:農学部、大学院農学研究科)
(兼務:東京農工大学大学院連合農学研究科、統計数理研究所 外来研究員)
2015年 第14回アジア太平洋研究賞(井植記念賞)佳作受賞
2023年 日本農業経済学会奨励賞受賞
2023年 国際開発学会奨励賞受賞
日本農業経済学会所属、常務理事(国際)(2024-2026)
アジア政経学会所属
国際開発学会所属
単著『商人が絆す市場(地域研究叢書)』京都大学学術出版会(2022)
共著『新国富論(岩波ブックレット)』岩波書店(2016)
スーパーなどの近代的大規模小売企業の台頭や、電子商取引の浸透に見られるように「流通の近代化」は先進国・途上国に関わらず進んでいます。しかし、こうした流通の変化は地域の経済環境や食文化の特性に応じて最適解が異なると言われています。たとえば、日本においては、国内で開発された生産や流通のノウハウを東南アジアやアフリカへ広めていく動きもありますが、日本のやり方が必ずしも他の国に適しているとは限りません。むしろ、海外での好事例を日本で役立てれるようなケースも出てくるでしょう。アジアの国々が協力して相互に技術移転を行うことができれば、流通の一連の流れに新たな価値を付加できます。このようにして農業の「バリューチェーン(価値連鎖)」化への道筋を地道に検討しています。
フィリピン最大の野菜生産地にある出荷市場を午前3時に訪れました。この写真は、圃場から出荷された野菜を綺麗に洗浄している労働者に話を聞いているところです。