東京大学 大学院農学生命科学研究科 農業・資源経済学専攻 博士後期課程修了
カリフォルニア大学リバーサイド校 公共政策大学院 客員研究員
茨城大学学術研究院応用生物学野 教授
(担当:農学部、大学院農学研究科)
(兼務:東京農工大学大学院連合農学研究科)
2015年 『政策転換と水田農業の担い手―茨城県筑西市田谷川地区からの接近―』農林統計出版
2017年 安倍フェローシップ
2019年 東北農業経済学会賞 木下賞
2021年 『環太平洋稲作の競争構造―農業構造・生産力水準・農業政策』農林統計出版(大仲克俊と共編著)
茨城県農業会議 常設審議委員会 委員(2018年―現在)
日本農業経済学会 会長補佐担当常務理事(2019年―2020年)
農林水産省 第1回米産業活性化のための意見交換 臨時委員(2023年)
全国稲作経営者会議 経営政策委員会 有識者委員(2023年―現在)
政治経済学・経済史学会 理事・編集副委員長(2023年―現在)
研究テーマは「日本の米産業再建の道筋を考える」ことです。米は日本人の主食としてかつては特別な地位にありましたが、現在は①国際競争力の低下、②国内需要の縮小、③気候変動への対応の遅れにより、縮小再生産が続いています。以上の様な動きは、米が時代の変化についていけなかっただけと考えることもできるでしょう。しかしながら、私は食料安全保障の確保、生物多様性の保持、地域経済振興等の様々な観点から、米産業を復活させる必要があると考えています。私の研究手法はフィールドワークと統計分析を主としています。フィールドワークは米産地を中心に、国内では茨城県、宮崎県、新潟県、山形県、北海道、広島県、島根県等、海外ではアメリカ・カリフォルニア州、ウィスコンシン州等で実施してきました。
米は世界中で食べられています。アメリカでは、日本とは違った形の「Sushi」としても人気です。
水田は生物多様性の宝庫です。アメリカでは冬場も水を張って、渡り鳥の棲み処になっています。