研究科の構成
本研究科は以下の1専攻4コースで構成されています。
農学専攻 | アジア展開農学コース(英語開講) |
---|---|
実践農食科学コース | |
応用植物科学コース | |
地域共生コース |
-
アジア展開農学コース(英語開講)*
生物生産の高度化や食品の安全に関わる知識と技術を学び、グローバル、特にアジアの農業生産力の向上と安定的な食料供給に貢献できる高度専門職業人を育成します。
語学力等を活かし、グローバルに事業を展開する農業・食品関連の製造業や流通・小売業等への就職が期待されます。
*:本コースは英語のみで学位取得が可能なコースです。
-
実践農食科学コース
分子レベルから個体にいたるまでの生命現象の本質を学び、生物固有の機能を活かしたモノ作りや健康で豊かな人間生活を創造する食料・食品開発を担う高度専門職業人を育成します。
先端的な生物科学や食品科学の知識をもって、食品や食品素材の開発、医薬品メーカーにおける研究員等として活躍が期待されます。
-
応用植物科学コース
植物生産に係る技術や防疫、品種開発、利用等について専門的に学び、先端的農業技術の開発等を通じて21世紀の持続可能社会の発展を担う高度専門職業人を育成します。
植物生産の基礎から応用までを含む高度な専門知識と技術をもって、農業関連の製造業や自治体の農業技術者等としての活躍が期待されます。
-
地域共生コース
環境保全や社会基盤整備、社会構造などの知識や分析手法を専門的に学び、地域や国際社会と連携しながら環境と調和した21世紀の持続可能社会形成に寄与する高度専門職業人を育成します。
農業基盤整備に関する高度な専門知識と技術と社会科学的視点に立った俯瞰力をもって、自治体職員、コンサルタント業務やJA等での活躍が期待されます。
沿革
- 昭和21年5月
- 財団法人霞浦農科大学設立
- 昭和24年5月
- 茨城大学設立
- 昭和24年
- 茨城県立農科大学を設立し、財団法人霞浦農科大学から移管
- 昭和27年4月
- 茨城県立農科大学の国立移管に伴い、茨城大学農学部を設置
- 昭和45年4月
- 茨城大学大学院農学研究科(農学専攻、畜産学専攻、農芸化学専攻)を設置
- 昭和48年4月
- 茨城大学大学院農学研究科(農業工学専攻)を設置
- 昭和60年4月
- 東京農工大学大学院連合農学研究科(茨城大学、宇都宮大学、東京農工大学)を設置し、構成大学の一となる
- 平成3年4月
- 農学研究科農学専攻、畜産学専攻、農芸化学専攻、農業工学専攻を生物生産学専攻、資源生物科学専攻に改称
- 平成14年3月
- 国立科学博物館と連携大学院制度による連携協定を締結
- 平成16年4月
- 国立大学法人茨城大学設立
- 平成16年4月
- 農学研究科生物生産学専攻を廃止し、生物生産科学専攻、地域環境科学専攻を設置
- 平成16年4月
- 農業・食品産業技術総合研究機構と連携大学院制度による連携協定を締結
- 平成29年4月
- 農学研究科生物生産科学専攻、資源生物科学専攻、地域環境科学専攻を改組し、農学専攻を設置
修了生の本学大学院へのコメント紹介
教員によるサポートが充実しており、修了に向けて努力できた。
大学外部の先生の授業がとても良かったので勧めたい。
学部の時とは異なり、他機関との連携や研究発表など、公の場でやり取りをする機会が格段に増え、必要なコミュニケーションスキル、言葉遣いなどを学べた。
私は研究で麹菌を使ったが、その際に醸造関連の事柄を学ぶのが大変だった。醸造関連の科目が学部生の間は学べないため、醸造学関係の科目を選択できるよ良いと思う。
少人数の講義がほとんどだったため、質問などがしやすい環境で、専門分野の知識は学部と比べより格段に見につきました。また、専門外の分野の論文を読んで発表する等の課題に頑張って取り組んだことで、様々な角度から自身の研究を考える姿勢が身に付き、修士論文執筆時のアイデアに困ることはありませんでした。
課題解決能力やディスカッション能力、研究成果をまとめて報告する能力などが学部生の頃よりも身についたと考えたため。
学部生、院生の両方でGCやHPLCを扱っていたが、学部生の頃に化学生態学特論のような分析機器や分離の仕組みに関する講義を受けられればより早く研究の理解が深まったのではないかと感じた。
学部までの学校と比較し研究設備が潤沢であり、研究内容も身につけて将来価値があると感じられる物であった。 院の授業内容も興味深い内容で、学びに満足している。
院進学先を学部時代の大学と変える事は、難しい点が多く沢山苦労したが、茨城大学に入学出来て良かったと心から思っている。
楽しく研究が出来たため。大学院の講義はとても良かったと思います。学部時代から研究についての意識づけを行うような講義があればもっと早い段階で勉強が楽しくなったと思いました。
科目は特に重要ではなく、どれだけ様々なことに興味を持ちやすい環境であるかが大事だと思います。研究に直接関係の無い科目も、研究アイデアのヒントになることが多々ありました。