在学生・修了生からのメッセージ
- ホーム
- 在学生・修了生からのメッセージ
- 在学生からのメッセージ
在学生から大学院農学研究科へ進学を検討している学部生に向けたメッセージを紹介します。
Muhammad Ramadhoni Aldino
アジア展開農学コース2年
- 研究テーマ
- Mouse Bioassay for Tetrodotoxin with Animal Welfare

Throughout my undergraduate studies, I harbored a profound passion and unwavering motivation to pursue an international education, with Japan emerging as a particularly captivating destination. Luckily, I got selected among candidates in my faculty, allowing me to join a five-month exchange program called AIMS at Ibaraki University's Faculty of Agriculture. That experience convinced me to pursue higher education in Japan, particularly at the Graduate School of Agriculture, Ibaraki University.
Before applying to graduate school, I extensively researched and identified a professor whose work aligned with my interests. I reached out to propose and discuss my prospective research with the professor, also inquiring about the possibility of securing a MEXT scholarship to support my upcoming studies. A few months later, the list of successful applicants was released, and fortunately, I was among them. However, as a recipient of the MEXT scholarship at Ibaraki University, I needed to enter the research student program before officially starting my master's degree. This research student phase proved highly beneficial for me as it allowed me time to acclimate to the new laboratory environment and adequately prepare for my subsequent master's program.
I am currently enrolled at Ibaraki University, where I am pursuing studies in food science course in the Applied Asian Agriculture program within the Laboratory of Food Microbiology and Toxicology under the guidance of Professor Hodaka Suzuki. My research focuses on refining the mouse bioassay method to assess the toxicity of Tetrodotoxin, with a particular emphasis on Animal Welfare considerations. Here, I was doing mouse-based research for the very first time, as in Indonesia, opportunities for such studies are limited and restricted to select universities. Despite my limited prior experience with mouse handling, I am fortunate to have a supportive professor and laboratory members at Ibaraki University. They have been exceptionally kind and patient, providing training to enhance my skills in working with mice. Additionally, the classes provided in the program are advancing my knowledge regarding food and agriculture science.
Beyond that, being in Japan has significantly broadened my perspective. It has not only enriched my understanding of laboratory work and academic knowledge but has also influenced my personal growth. I've gained insights into the importance of discipline and honesty in approaching my tasks and responsibilities. Thus, I believe those aspects will contribute to my development as a proficient researcher in the future. In summary, I am grateful to be part of this program and I am sure that the knowledge acquired here will be applicable and beneficial to the society in my home country.
庄司 まい(しょうじ まい)
実践農食科学コース1年
- 研究テーマ
- 動物の味覚受容体の研究

大学院では、学部に引き続き、動物の味覚に関する研究を行っています。もともと大学院への進学を考えていたわけではなかったのですが、言葉を話せない動物たちが感じている「味」を自分の手で解明する研究の面白さや、将来の選択肢が広がることに魅力を感じ、進学を決意しました。大学院では、学部生と比べて研究に費やせる時間が増えるため、研究にじっくりと向き合い、専門性を高めることができます。
進学して驚いたのは、授業のスタイルが大きく変化したことです。学部時代に比べ、少人数でより専門的で実践的な内容を深く学べるだけでなく、プレゼンテーションやディスカッションを通じて他分野の研究者の方々と意見交換する機会が増えたことで、研究者としての視野を大きく広げ、新たな着想を得るための貴重な経験となっています。
研究と授業の両立は大変なこともありますが、充実した日々を送っています。大学院は、最大限に自分と向き合える、研究者としても、一人の人間としても確実に成長できる環境であると感じています。少しでも研究に興味がある方や、新しい知識を探求したいという好奇心がある方は、ぜひ大学院進学を検討してみてください。
吉永 真優(よしなが まゆ)
応用植物科学コース2年
- 研究テーマ
- エンドウヒゲナガアブラムシの齢期別血糖値の測定

大学院では、学部の授業中心の生活から研究中心の生活になるため、より深く研究や学問に関わることができます。大学に対して抱く研究機関としてのイメージに近いのは大学より大学院だと思います。私は大学に入ったら実験をたくさんしたいと思っていたので、研究に多くの時間を割けるようになりとても楽しいです。また、大学院では、他の研究機関への研修に行ったり、オーストラリアでの国際学会で発表したり、研究成果が論文になったりといろんな経験をさせてもらいました。
私は大学入学当初公務員になりたかったので、研究の道を進む大学院進学はあまり考えていませんでした。しかし私が3年生で研究室に配属されたときは、COVID-19の影響で研究活動に制限がかかっていました。そのため大学卒業までに満足に実験が出来ないと感じ、大学院進学を決めました。
予定していなかった大学院進学でしたが、行った研究や勉学の知識は、就職活動において可能性の幅を広げてくれました。結果として、大学院での2年間は、将来の方向性をじっくりと考える貴重な時間になりました。
現在大学院進学を考えていない方も、大学院進学を考えてみてください。
鈴木 蓮(すずき れん)
地域共生コース1年
- 研究テーマ
- 農業参入企業が地域農業・経済に与える影響に関する研究
-IT・情報通信企業参入事例を対象として-

大学院に進学して一年、進学して良かったと感じることが多々あります。そこで今回は、「大学院という環境」と「得られるスキル」についてお話しします。
まず、大学院では学部に比べてより専門的な研究に取り組む機会が増えます。自分の研究テーマにじっくり取り組み、より深く学べる環境は大学院の大きな魅力です。これまで表面的だった知識が、研究を通じて深まっていく過程には大きなやりがいを感じます。さらに、教授や研究仲間からの指導・指摘を受け、自分のアイデアが形になる過程は成長を実感できる瞬間です。
次に、大学院生活では知識以外にも、多くのスキルが身につきます。例えば、問題解決能力や論理的思考力です。研究中の壁を乗り越えるための試行錯誤により、忍耐力や柔軟な思考力が身につき、学会発表や論文執筆を通じて、考えを明確に伝える力やデータ分析能力も向上します。さらに、人との繋がりも貴重です。私の場合は、企業や自治体の方と話す機会もあるので、視野が広がることが多くあります。このような経験は将来のキャリア形成に役立つかもしれません。
もし大学院進学に少しでも興味があるなら、ぜひ一歩を踏み出して、一緒に「成長」を実感してみませんか?
村上 佳織(むらかみ かおり)
応用植物科学コース2年
- 研究テーマ
- ショウガ科植物に含まれるフェノール化合物
- 学外連携先
- 国立科学博物館つくば実験植物園

私は国立科学博物館つくば実験植物園にて、植物色素の研究をされている水野貴行先生のご指導の下、ショウガ科植物の成分分析と機能性評価の研究を行っています。「大学院では植物化学に関する研究がしたい」と考えていた時に水野先生に出会い、受験することを決めました。私の研究では、植物園内にある希少な植物や、実際に海外で採集してきた植物を研究材料にしています。まだ成分分析が十分にされていない植物を分析することで、未利用資源の探索に携わる事が出来ることや、美しく珍しい植物に囲まれて研究ができることに大きな魅力を感じています。
大学院で過ごす時間は、自身の可能性と視野を広げられる大切な時間だと思います。まだ学びの最中ではありますが、毎日が刺激と学びの研究生活は一生の財産になると感じています。研究が好きな方、やりたいことがある方、少しでも興味のある方に心からお勧めしたいです。ぜひ、大学院進学を検討してみてください。